オナニーマスター黒沢と私

漫画版も最終発が終わったので読書感想文。
ググれば全部読めるけど、読むうちに加速がついて次が楽しみで仕方ないくらい面白かった。
学生時代、自分の趣味だったり部活に力を入れるやつもいれば
不良(ワル)ぶって暴力や薬物に走る者もいたりしたし、
この話においては誰も来ない女子トイレの壁に精液をぶちまける黒沢、
そして自分はレンタルビデオ屋でもよおして床に白濁を垂れ流したり
朝からたまらなくなって中学休んでずっと抜きまくってたりと
いろんな形でやり場のない想いをディスチャージしていた。
そこからもがき苦しんで壁を乗り越え成長していくっていう
誰にでもあるような学生時代の一部を描いた普遍的な話だと思う。
タイトルやとっかかりこそエキセントリックだけど、そういう視点は読むうちに移り変わって
いつの間にか黒沢の気持ちに感情移入してしまうし、心の揺れ動きさえいとおしく感じるだろう。
自分も当時を思い出して懐かしくもむず痒いようなもどかしい気持ちになっちゃったり、
それがなんか気恥ずかしいけどすげえ心地よい。
自分は漫画版から読み始めたけど小説版より細かく小粋な笑いのセンスが散りばめられていて好きかな。
長岡たちがカラオケのハレ晴レユカイ歌うところとかすげえ笑えた。
キャラクターもビジュアル込みなんでより魅力的、特に女子。
ついでに黒沢のTシャツのプリントが全部GRANRODEOの曲名なのが気になる。(長岡はJAMの曲名)
世界の変革をもたらすにはオナニーばっかしてちゃダメってことだ。






そんなことを考えた良い27歳の誕生日でした。
四月四日は桜の節句でゲイ・オカマの日らしいしね、ピッタリじゃん。