2月2日日記

illya企画のハードコアパンクのライブに行ってきた。

仕事切り上げて池袋に直行→はじめて行くMANHOLEってとこだったんだけど、入りが良くてほぼ埋まってた。
一つ目のENCROACHEDは終了直前でほぼ見逃し、次から本腰入れて見る。

というわけで二番手のDISDOMESTIC VIOLENCE。
音源が良かったからようやく生で見れるのを凄く楽しみにしてたんだけど、さらにかっこよくてビビりまくった。
今の体制でもヘルプ含みってことを感じさせなかったくらいまとまっていたし、
プリミティブで荒いダーククラスティースタイルと悪魔と契約しちゃうような黒いノリですげえ燃えさせてくれた。
終わった後にあんまライブしたくないとか言ってたけど、いやいやこれからもガンガンかまして欲しいです。

お次はDEATHLIKE SILENCE。
フランス経由の寒々しいブラックメタルに激情ハードコアが自然に溶け合ったような音でたまんない。
演奏もタイトでブラストがビシバシ決まっていた。

四番、PROVOCATE from 富山。
ボーカルドラムベースの3ピースだけどギターアンプからも音出しているから迫力不足感はないし、
逆にその分自由でフレキシブルな勢いを活かした直線ハードコアパンクで痺れた。

五番目のBARBATOSはラストの曲が正にHeavy Metal Tonight!!!!!って感じの大味ハードロックで良かったし、
なんかここはもうMANHOLEじゃなくて、来日公演 in C.C.レモンホール!!!みたいな錯覚に陥った。

そしてきました大トリの首謀者、illya。
昔から今、そして未来までのジャパニーズスタイルを総決算したようなハードコアパンクでサイッコーだった。
メンバーの音楽的蓄えや向上しようとする意識が音や曲に如実に表れてたと思う。
それにメンバーのみんながちゃんとバンドやっているところを初めて見れたわけだけど
普段とのギャップでよりかっこ良く見えた。
悔しい!でも感じちゃううう!!!!!ビクビクッ!みたいな。

あと終わってから思ったことなんだけど、BARBATOS以外のバンドはどれもだいたい自分より若手の人たちがやっていて
さらにどれも新鮮で良かったっていうことが嬉しい驚きだった。

キャリアを持ったバンドやアーティストが未だにシーンの中心に居続けるっていうのは
ハードコアパンクに限定した話じゃなくどこにでもあることだと思うんだけど、
それはプレイヤー側からして若手でイキのいいのが少ないっていうこともなくもないかもしれないが、
自分たちのような聴く側としても大御所だったり名の知れたものに行く方が安心できるからってことで
積極的に新しいものを求める気持ちが欠けているところが理由であるのかもしれない。
アンノウンなものに対してチェックしたり足を運んだりしなくなりマグロになりがちなんじゃないかと。

なわけでこの日の企画はライブ自体が良かったっていうだけでなく
新しいものを創ろうとしているいろんなバンドが見れたことで
自分も冷水ぶっかけられたみたいに気を引き締められた。

そんなわけで今回の企画はほんと行って良かった。